季節のガイド

台風・大雨の前後、洗濯はどうする?コインランドリー活用の段取り

公開:2026年6月10日 / 更新:2026年6月23日 / カテゴリ:ふとん・大物洗い

台風が近づくと、洗濯の段取りは一気に狂います。外干しは数日できなくなり、部屋干しはたまる一方。湿度は上がり、寝具までじっとり——。コツはひとつ、「降る前に前倒しで済ませる」ことです。この記事では、接近前・最中・通過後の3段階で、洗濯とコインランドリー活用の段取りをまとめます。

結論:台風・長雨は「前倒し」が合言葉。接近前に洗濯物をためず寝具の乾燥まで済ませる→最中は無理をせず、たまった分は乾燥機だけ利用→通過後は湿気を吸った寝具をしっかり乾かす。外干しできない期間こそ、天候に左右されず高温で短時間に乾かせるコインランドリーの出番です。

1. 接近前:洗濯物をためない・寝具まで済ませる

天気予報で台風の接近が見えたら、洗濯物をためないことを最優先に。降り出すと数日間は外干しできなくなります。余裕があれば、布団・毛布など大物の洗濯や乾燥もこのタイミングで済ませておくと、湿度の高い数日間を快適な寝具で過ごせます。

雨の直前は同じことを考える人で店舗が混みやすいので、1〜2日早めに動くのがコツです。

2. 最中:無理をしない・乾燥だけ使う

暴風雨の間の外出は危険です。無理な持ち込みは避けてください。家の中では換気が難しく部屋干しが乾きにくいので、洗濯はためても大丈夫、と割り切るのもひとつの判断です。

風雨が落ち着いている時間帯なら、家で洗った分を持ち込んで「乾燥だけ利用」もできます。部屋干しのニオイが気になる衣類も、高温乾燥でからっと仕上がります。

3. 乾かないと、なぜニオイ・菌が増えるのか

雨が続いて部屋干しが長引くと、あの生乾きのイヤなニオイが出やすくなります。これは気のせいではありません。花王の研究によると、洗濯物がなかなか乾かないと雑菌が増えてニオイが発生しやすく、乾燥を早めることで菌の増殖を抑えられるとされています(花王調べ)。つまり、雨の数日間に部屋干しがたまる状況は、ニオイが出やすい条件がそろってしまうわけです。

生乾き臭そのものにも、原因となる菌が関わっています。花王の研究では、生乾き臭がする衣類・タオルから原因菌である「モラクセラ属細菌」が高頻度で見つかり、この菌は水分が残りやすい部分を好むと報告されています(花王調べ)。だからこそ、梅雨どきや台風どきほど「いかに早く・しっかり乾かすか」が、ニオイ対策のカギになります。

「乾かす」こと自体が衛生面でも理にかなっています。公的研究機関の実験では、洗濯物は乾かすほど菌が減り、菌は乾燥に弱いと報告されています(大阪市立環境科学研究所・生活衛生2003)。生乾きの状態をだらだら続けるより、短時間でしっかり乾かしきるほうが、ニオイ・菌の両面で安心というわけです。

ここで効いてくるのが、天候に左右されない乾燥力です。コインランドリーの業務用ガス乾燥機は、機種・運転条件にもよりますが、おおむね70〜80℃クラスの高温域に到達します(メーカー公開仕様)。外がどれだけ雨でも、店内で短時間に乾かしきれるのが強み。乾きにくい時期ほど、この「天候に左右されず短時間で乾かせる」という点が役立ちます。

出典:花王株式会社(花王調べ)=洗濯物が乾きにくいと雑菌が増えてニオイが出やすく、早く乾かすほど菌の増殖を抑えられる/生乾き臭の原因菌「モラクセラ属細菌」(花王 製品Q&A・2022年リリース)。大阪市立環境科学研究所(生活衛生 47巻3号・2003)=洗濯物は乾かすほど菌が減り、菌は乾燥に弱い。TOSEI(東静電気)・アクア各社の公開仕様=業務用ガス乾燥機はおおむね70〜80℃クラスに到達。※菌数・温度はいずれも所定の条件下での結果で、機種・運転条件・布団種別により異なります。医薬品的な効能を保証するものではありません。

4. 通過後:湿気を吸った寝具のケア

台風が抜けたあとの家の中は、湿気をたっぷり含んでいます。寝具やマット類が湿っぽいと感じたら、高温乾燥でリセットを。業務用ガス乾燥機は機種・条件にもよりますがおおむね70〜80℃クラスの高温域に到達し(メーカー公開仕様)、厚手の布団も中まで乾かせます。湿ったまま放置すると菌が増えやすくニオイの原因にもなるため、湿気を吸ったと感じたら早めに乾かしきるのがポイントです。

なお、浸水などで泥水を吸ってしまった寝具は、そのまま洗濯機に入れると機械や他の利用者に影響します。店舗に持ち込む前に状態を確認し、ひどい汚損は専門業者に相談してください。

5. 梅雨・秋の長雨も同じ段取りで

この「前倒し→乾燥だけ→通過後リセット」の段取りは、梅雨や秋の長雨にもそのまま使えます。週間予報で雨が続きそうなら、晴れているうちにまとめ洗い。雨の間は乾燥機だけ。長雨が明けたら寝具を乾かす——このリズムを覚えておくと、雨の季節がぐっと楽になります。部屋干しが長引くほどニオイ・菌は出やすくなるので、迷ったら「早めに乾かしきる」を合言葉に。

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6. よくある質問

雨の日のコインランドリーは混みますか?

雨の最中より「雨上がり」が混みやすい傾向です。台風前の駆け込みも重なりやすいので、1〜2日前倒しか、時間帯をずらすのがおすすめです。

濡れた洗濯物を持ち込んでもいいですか?

家で洗った直後の濡れた衣類の持ち込みは問題ありません。水が垂れないよう袋に入れて運んでください。ただし泥水を吸ったものは持ち込む前に店舗へ相談を。

台風のときも営業していますか?

店舗の判断によります。暴風雨の最中の外出はそもそも危険ですので、無理をせず、落ち着いてからのご利用をおすすめします。

部屋干しのニオイが出てしまったら?

もう一度洗い直して、高温乾燥でしっかり乾かすとからっと戻ります。花王の研究でも、洗濯物は早く乾かすほど菌の増殖を抑えられるとされています(花王調べ)。部屋干し臭の記事で詳しく解説しています。

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監修:マンマチャオ(株式会社エムアイエス)全国538店舗のコインランドリー「マンマチャオ」を運営。13年以上にわたる店舗運営データと、第三者機関と連携した洗濯・乾燥の検証をもとに、家庭での洗濯に役立つ情報を発信しています。

本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。仕上がり・所要時間・料金は布団の種類・機種・運転条件・店舗により異なります。記載の菌数・除去率・温度はいずれも各出典が示す所定の条件下での結果であり、すべての布団・すべての環境での結果を保証するものではありません。本記事は医薬品的な効能効果を標ぼうするものではなく、衛生・快適さの観点からの情報提供です。