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おねしょ布団の洗い方|当日の応急処置とコインランドリーでの丸洗い

公開:2026年6月10日 / 更新:2026年6月23日 / カテゴリ:ふとん・大物洗い

子育て中なら一度は経験する「おねしょ布団」。天日干しだけでは、ニオイやシミが残ってしまいがちです。おしっこの成分は水に溶けやすいものが中心なので、実は「水で丸洗い」がいちばんの近道。この記事では、当日の応急処置から、コインランドリーでの丸洗い手順までを順番に解説します。

結論:おねしょ布団の対処は3ステップ。①タオルで水分をしっかり吸い取る → ②洗濯表示で「水洗い可」を確認 → ③できるだけ早くコインランドリーで丸洗い+高温乾燥。ニオイのもとを水で洗い流せるのは、丸洗いならではです。

1. まずやること(当日の応急処置)

  1. 乾いたタオルを押し当てて吸い取る:こすらず、上から押さえて水分を移します。新聞紙やペットシーツを下に敷くのも手です。
  2. ぬるま湯で濡らしたタオルで叩く:汚れた部分を外側から内側へ。広げないのがコツです。
  3. 風を当てて乾かしておく:丸洗いに行くまでの間、湿ったまま畳まずに乾かしておきます。

応急処置だけで終わらせると、乾いてもニオイが残りやすく、シミになることがあります。そこで丸洗いの出番です。

2. なぜ丸洗いが近道なのか

おしっこの成分は水に溶けやすいものが中心です。つまり、布団の中までしみ込んだ汚れも、水でたっぷり洗い流すのがいちばん理にかなっています。部分洗いだけだと、汚れの輪ジミ(輪のあと)が残ってしまうこともあります。

「洗う」工程そのものにも意味があります。査読研究では、洗濯の水温が高いほど、汚れやダニのアレル物質が落ちやすくなると報告されています(水温とすすぎ回数が鍵)。ぬるま湯で叩く応急処置よりも、たっぷりの水でしっかり洗える丸洗いのほうが、ニオイのもとを残しにくいわけです。

そして、洗ったあとに大切なのが「しっかり乾かす」こと。気になるのは、乾ききらないことで生まれるニオイです。花王の研究(花王調べ)では、生乾きのイヤなニオイには「モラクセラ属細菌」が関わり、菌は水分が残りやすい部分を好むと示されています。さらに花王(花王調べ)によると、洗濯物がなかなか乾かないと雑菌が増えてニオイが出やすく、早く乾かすほど菌の増殖を抑えられるとのこと。公的研究機関の実験でも、洗濯物は乾かすほど菌が減り、菌は乾燥に弱いと報告されています(生活衛生2003)。だから「水で洗い流す→短時間でしっかり乾かす」の順番が、おねしょ布団のニオイ対策の近道なのです。

家庭の浴槽で布団を踏み洗いする方法もありますが、すすぎと脱水、そして「中まで乾かす」のがとにかく大変。コインランドリーなら、大型機での洗濯から高温乾燥まで一度に終わります。

3. コインランドリーでの丸洗い手順

  1. 洗濯表示を確認:「水洗い可」の布団が対象です。羊毛・ウレタン・綿わた入りは洗えません。キルティング加工がない掛け布団は中綿が寄りやすいため、店舗の案内に従ってください。
  2. 大型機に入れて洗濯:洗剤は自動投入の店舗が多く、手ぶらでOKです(店舗により異なります)。たっぷりの水で、しみ込んだ汚れを洗い流します。
  3. 高温乾燥で短時間でしっかり乾かす:業務用ガス乾燥機は機種・条件にもよりますがおおむね70〜80℃クラスの高温域に到達します(メーカー公開仕様)。家庭ではむずかしい「短時間でしっかり乾かす」が得意で、生乾きを残しにくいのが強みです。厚手の布団は中心まで乾いたか手で確認し、足りなければ10分単位で追加乾燥を。

所要時間は洗濯+乾燥で約60〜90分が目安です(布団の種類・機種により異なります)。

この高温は、ダニ対策の観点でも理にかなった選択肢のひとつです。ダニは高温に弱く、公的機関では「60℃で1時間」で死滅するとされ(愛知県衛生研究所)、日本アレルギー学会も、ダニを死滅させるには60℃以上の熱水・熱風乾燥が必要としています。業務用ガス乾燥機が到達する70〜80℃クラスは、この温度域をカバーします(効果は布団の種類・機種・運転条件により異なります)。

出典:花王(生乾き臭の原因菌モラクセラ属細菌/早く乾かすほど菌の増殖を抑えられる・いずれも花王調べ)/大阪市立環境科学研究所(洗濯物は乾かすほど菌が減り菌は乾燥に弱い・生活衛生2003)/査読研究 Ann Allergy Asthma Immunol(洗濯温度が高いほどアレル物質が落ちやすい)/愛知県衛生研究所・日本アレルギー学会(ダニの死滅に必要な高温=60℃/60℃1時間)/TOSEI・アクア各社の公開仕様(業務用ガス乾燥機の温度域)。※菌・温度・低減はいずれも各出典が示す所定の条件下での結果で、すべての布団・環境での結果を保証するものではありません。機種・運転条件により異なります。

4. 繰り返すなら「仕組み」で楽にする

おねしょは続く時期があるもの。1回ごとに慌てないために、仕組みで備えておくと気持ちが楽になります。

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5. よくある質問

時間がたってニオイが残った布団でも、洗えば落ちますか?

水溶性の汚れが中心のため、丸洗いでニオイが軽くなることが多いです。ニオイには水分が残りやすい部分を好む菌が関わるとされ(花王調べ)、洗って早くしっかり乾かすほど菌の増殖を抑えられるとされています(花王調べ)。ただし時間の経過や布団の状態によって仕上がりは異なります。一度の洗いで気になる場合は、追加の洗濯・乾燥も選択肢です。

敷布団でも洗えますか?

洗濯表示とキルティング加工の有無しだいです。水洗い可の敷布団なら大型機で丸洗いできます。詳しくは敷布団の記事をご覧ください。

乾燥だけではだめですか?

乾かすだけでは、しみ込んだ汚れとニオイのもとが布団に残ります。査読研究でも、洗濯の水温が高いほどアレル物質が落ちやすいと報告されており、水で洗い流してから高温乾燥、の順番が基本です。

どのくらい時間がかかりますか?

洗濯+乾燥で約60〜90分が目安です(布団の種類・機種により異なります)。待ち時間は買い物などに使えます。

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監修:マンマチャオ(株式会社エムアイエス)全国538店舗のコインランドリー「マンマチャオ」を運営。13年以上にわたる店舗運営データと、第三者機関と連携した洗濯・乾燥の検証をもとに、家庭での洗濯に役立つ情報を発信しています。

本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。仕上がり・所要時間・料金は布団の種類・機種・運転条件・店舗により異なります。記載の生存率・低減率・温度・菌に関する記述はいずれも各出典が示す所定の条件下での結果であり、すべての布団・すべての環境での結果を保証するものではありません。本記事は医薬品的な効能効果(特定の病気の治療・予防・改善など)を標ぼうするものではなく、衛生・快適さの観点からの情報提供です。