素材別ガイド

敷布団はコインランドリーで洗える?水洗い可の見分け方

公開:2026年6月8日 / 更新:2026年6月23日 / カテゴリ:ふとん・大物洗い

敷布団は毎晩いちばん汗を吸い込み、人がいちばん長く触れている寝具です。洗ってさっぱりさせたいけれど、「敷布団はコインランドリーで洗えるの?」と迷う方も多いはず。結論は素材しだいです。見分け方と洗い方を、公的機関や学会のデータとあわせて順番に確認しましょう。

結論:洗濯表示が「水洗い可」で、中綿がポリエステルの敷布団はコインランドリーで洗えます。料金は1,600円前後、所要時間は約70〜90分が目安です(店舗により異なります)。一方、綿わた・羊毛・ウレタンの敷布団は洗えません。大型の敷布団は家庭用洗濯機では容量の制約があるため、大型機をそなえたコインランドリーが向いています。まずは洗濯表示の確認から始めましょう。

1. 洗える敷布団の見分け方

◎ 洗える敷布団の条件
  • 洗濯表示が「水洗い可」になっている
  • 中綿がポリエステル(化繊)である
  • キルティング加工されている

逆に、綿(わた)入り・羊毛入り・ウレタンや低反発素材の敷布団は洗えません。綿わたは水を含むと重くなって乾きにくく、中で偏ってしまいます。羊毛は縮み、ウレタンは劣化や割れの原因になります。これらは洗濯表示でも「水洗い不可」になっていることが多いので、タグの確認が安全への第一歩です。

2. 洗い方の手順(大型機を選ぶ理由)

敷布団はかさばるので、くるくる巻いてふとんネットに入れ、ひもや専用ベルトでとめると洗いやすくなります。水を含むとふくらむため、余裕のある大型機を選びましょう。「ふとんコース」を選んで洗います。

そもそも大型の敷布団は、家庭用の洗濯機では容量の制約で洗いにくいことがあります。メーカー目安(パナソニック公式)でも、家庭用洗濯機で洗える毛布は12kgクラスの洗濯機で約6kgまでとされ、厚みのある大型寝具は容量の大きいコインランドリーの機械が向いています。家庭の機械を傷めずに、洗いから高温乾燥まで一度にすませられるのがコインランドリーの強みです。

出典:パナソニック公式(毛布・ふとんの洗濯目安/家庭用洗濯機の容量制約)。※メーカー目安であり、機種・布団の状態により異なります。

3. 乾きムラを防ぐ乾燥のコツ

敷布団は厚みがあるぶん、乾きムラが出やすい寝具です。乾燥の途中で一度取り出して上下を入れ替えると、全体が均一に乾きます。業務用ガス乾燥機は機種や条件にもよりますが、おおむね70〜80℃クラスの高温域に到達するため(メーカー公開仕様より)、しっかり乾かせます。家庭用のふとん乾燥機が布団内部でおおむね40〜50℃台にとどまるとされるのと比べ、得意とするシーンが異なります。内部に湿気が残らないよう、十分に乾燥させてください。

出典:TOSEI・アクア各社の公開仕様(業務用ガス乾燥機の温度域)/各社公開仕様(家庭用ふとん乾燥機の到達温度域)。※機種・運転条件により異なります。

4. なぜ敷布団は丸洗いまでするのか(ダニ・清潔さ)

敷布団は寝汗を最も吸い込み、敷きっぱなしになりやすい寝具です。大阪府によると、敷きっぱなしの布団では1枚あたり400匹以上、多い場合は4万匹(最大値)のダニが見つかることもあるとされ、ダニアレル物質は8〜10月にピークになると報告されています。さらに、布団の上げ下ろしのときには、室内の空中のダニアレル物質(フン・死骸)の濃度が通常の1,000倍に達することもあるとされます(大阪府)。掃除機や天日干しだけでは中まで届きにくいため、敷布団は「洗って高温で乾かす」丸洗いが、寝具をリセットする現実的な方法のひとつになります。

ダニは高温に弱く、公的機関では「60℃で1時間」で死滅するとされ(愛知県衛生研究所)、日本アレルギー学会も、ダニを死滅させるには60℃以上の熱水・熱風乾燥が必要としています。業務用ガス乾燥機が到達する70〜80℃クラスは、この温度域をカバーします。「乾かす」だけでなく「洗う」工程にも意味があり、査読研究では、洗濯の水温が高いほどダニのアレル物質(Der f1)の残存が減ると報告されています(水温とすすぎ回数が鍵)。コインランドリーは「洗う+高温で乾かす」を一度にできるのが強みです。

マンマチャオ自身の実験(第三者検証)でも、所定の条件下で、洗濯+高温乾燥によりポリエステルの敷布団のダニが約9割死滅したと報告されています。

出典:大阪府(茨木保健所/敷きっぱなしの布団のダニ数・上げ下ろし時のアレル物質濃度)/愛知県衛生研究所(ダニの死滅温度・60℃1時間)/日本アレルギー学会(ダニ死滅に必要な60℃以上の熱水・熱風乾燥)/査読研究 Ann Allergy Asthma Immunol(洗濯水温とアレル物質Der f1の残存)/マンマチャオ自社実験・第三者検証(環境アレルゲン info and care 株式会社・白井秀治氏、2017年実施。対象=ポリエステルの敷布団、工程=洗濯+乾燥)。※数値・温度・低減率はいずれも所定の条件下での結果で、布団の種類・機種・条件により異なります。本記事は特定の病気の治療・予防・改善を示すものではありません。
敷布団のコインランドリーでの洗い方を解説する公式動画 ▶ 動画で見る:敷布団の洗濯攻略 前編(公式チャンネル MammaciaoTV)
お近くのマンマチャオで、敷布団を丸洗い 全国538店舗・原則24時間365日営業(一部店舗を除く)
📍 お近くの店舗をすぐ探す

よくある質問

敷布団はコインランドリーで洗えますか?

洗濯表示が「水洗い可」で、中綿がポリエステルの敷布団なら洗えます。綿わた・羊毛・ウレタンの敷布団は洗えません。

綿わたの敷布団はなぜ洗えないのですか?

綿わたは水を含むと非常に重くなり、乾きにくく中で偏ってしまうためです。洗濯表示でも水洗い不可になっていることが多くあります。

大きな敷布団は家でも洗えますか?

大型寝具は家庭用洗濯機では容量の制約があります。メーカー目安(パナソニック公式)でも、洗える毛布は12kgクラスの洗濯機で約6kgまでとされ、厚みのある敷布団は容量の大きいコインランドリーの機械が向いています。

敷布団のダニ対策に高温乾燥は役立ちますか?

ダニは高温に弱く、公的機関では60℃で1時間で死滅するとされ(愛知県衛生研究所)、日本アレルギー学会も60℃以上の熱風乾燥が必要としています。業務用ガス乾燥機が到達する70〜80℃クラスはこの温度域をカバーします。仕上がりは素材・厚み・乾燥時間により異なります。

料金と時間はどのくらいですか?

敷布団で1,600円前後、約70〜90分が目安です。料金・機種は店舗により異なります。

乾きムラが心配です。

乾燥の途中で一度取り出して上下を入れ替えると均一に乾きます。厚手の敷布団は必要に応じて追加乾燥をおすすめします。

M
監修:マンマチャオ(株式会社エムアイエス)全国538店舗のコインランドリー「マンマチャオ」を運営。13年以上にわたる店舗運営データと、第三者機関と連携した洗濯・乾燥の検証をもとに、家庭での洗濯に役立つ情報を発信しています。

本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。効果・仕上がりは布団の種類・機種・運転条件により異なります。記載のダニ数・死滅率・温度・低減率はいずれも各出典機関が示す所定の条件下での結果であり、すべての布団・すべての環境での結果を保証するものではありません。本記事は特定の病気の治療・予防・改善を示すものではありません。料金・設備は店舗により異なります。