コースの紹介

コインランドリーの防ダニ加工とは|防ダニ抗菌ふとん洗濯乾燥コースの仕組みと料金

公開:2026年9月24日 / カテゴリ:ふとん・大物洗い

今年の夏は、湿度の高い日が続きました。マンマチャオ10店舗の所在地で気象データを調べたところ、2026年8月24日〜9月22日の30日間のうち、湿度70%を超えた日は平均28.9日。前年同期の21.7日から7日ほど増えています。ダニが増えやすい条件がそろった夏だった、ということです。一部のマンマチャオでは、ふとんを洗って高温で乾かしたあと、仕上げに「防ダニ・抗菌仕上げ剤」を使う防ダニ抗菌ふとん洗濯乾燥コースをご用意しています。この記事では、そのコースが何をしていて、何をしていないのかを説明します。

結論:このコースは「洗う+高温で乾かす」に、「ダニをよせつけにくくする仕上げ」を足したものです。

  • できること:洗ってアレル物質を落とし、高温乾燥でリセットしたうえで、仕上げ剤でダニをよせつけにくくする
  • できないこと:仕上げ剤そのものがダニを死滅させることはありません(殺虫剤ではありません)
  • 持続の目安:よせつけにくい効果は、お洗濯2〜3回程度です(使用量・洗濯物・条件により異なります)

1. なぜ洗ったあとに「仕上げ」が要るのか

ダニ対策の基本は、洗って落とすことと、高温で乾かすことです。愛知県衛生研究所の解説によれば、ダニ(ヒョウヒダニ等)は高温に弱く、60℃・1時間で死滅するとされています。コインランドリーの業務用乾燥機が使われるのは、家庭では出しにくいこの温度域に届くからです。

ただし、洗って乾かした布団は、そのあとまた日常の環境に戻ります。東京都によると、ダニは湿度60%以上・温度25〜30℃でよく増えるとされ、増殖には60%以上の湿度が必要です。冒頭の実測のとおり、今年の夏は湿度70%超の日が平均28.9日ありました。洗ってリセットしたあと、増えやすい環境に戻さない——そこを受け持つのが仕上げ剤です。

つまり、高温乾燥は「いまいるものをリセットする」ための手順、仕上げ剤は「そのあと寄りつきにくくする」ための手順で、役割が別です。同じ効果の言い換えではありません。

出典:愛知県衛生研究所「ダニ」(原文「高温に弱いため60℃、1時間で死滅します」)[E-01]/東京都保健医療局「東京都アレルギー情報navi.」(ダニの繁殖条件=湿度60%以上・25〜30℃)[E-18]/湿度の実測はOpen-Meteo、マンマチャオ10店舗の所在地・2026年8月24日〜9月22日[自社調べ]。※温度・時間・湿度はいずれも各出典が示す条件下での記述です。

2. 使っている仕上げ剤「ダニクリン」とは

このコースで使っているのは、防ダニ・抗菌仕上げ剤「ダニクリン」(製造元:株式会社UYEKI/販売元:株式会社TOSEI)です。コインランドリー機器メーカーのTOSEIが「コインランドリー ふとん洗い関連商品」として取り扱っている、業務用の製品です。

いちばん大事な点は、これが殺虫剤ではないということです。メーカーの表示では、この製品はダニを「よせつけにくい効果」を持たせるもので、ダニを死滅させるものではありません。成分は「脂肪族系カルボン酸エステル、抗菌剤」で、名称のとおり抗菌仕上げも兼ねています。

効果の持続は無期限ではありません。シーツやふとんのように洗うものは、お洗濯2〜3回程度が目安です(使用量・洗濯物・条件により異なります)。次に洗うときに、また仕上げるという使い方になります。

出典:株式会社TOSEI 公式「コインランドリー ふとん洗い関連商品」「コインランドリー用洗剤・柔軟剤」(製品名「防ダニ・抗菌仕上げ剤『ダニクリン』」/16L/成分「脂肪族系カルボン酸エステル、抗菌剤」)[E-179]/株式会社UYEKI 公式製品ページ(ダニを「よせつけにくい効果」/殺虫剤ではない旨の表示)[E-178]/製品ラベル現物による確認[E-105]。※本記事は当社が使用している市販製品の表示を事実として紹介するものです。

3. コースの流れ(機械で完結します)

操作はふだんの洗濯乾燥と変わりません。洗濯乾燥機に入れて、コースを選ぶだけです。仕上げ剤の投入も機械が行うため、スタッフがいない時間帯でもご利用いただけます。

  1. 洗濯表示を確認する:「水洗い可」の布団が対象です。羊毛・ウレタン・綿わた入りは洗えません。迷ったときはふとん丸洗いガイドをご覧ください。
  2. ふとんネットに入れて洗濯乾燥機へ:型崩れを防ぎながら洗えます。
  3. 「防ダニ抗菌ふとん洗濯乾燥」コースを選ぶ:洗濯から乾燥まで、途中で移し替える必要はありません。
  4. 仕上がりを確かめる:厚手の敷布団は乾きムラが出やすいので、必要に応じて追加乾燥を。乾燥の目安は約60〜90分です(布団の種類・機種・運転条件により異なります)。

ダニそのものへの対策としては、このコースの高温乾燥の部分が働きます。仕上げ剤は、そのあと寄りつきにくくするためのものです。仕組みが違うので、ふとんのダニ対策の記事とあわせて読んでいただくと、違いがはっきりします。

4. 料金と対応店舗

このコースは一部の店舗のみの取り扱いです。全店共通のメニューではありませんのでご注意ください。

防ダニ抗菌ふとん洗濯乾燥コースの取り扱い店舗(2026年9月時点)
店舗機械料金
マンマチャオ イオンタウン周南店(山口県周南市)洗濯乾燥機 15kg1,800円
マンマチャオ 紫野上野店(京都府京都市北区)洗濯乾燥機1,900円
マンマチャオ 柴崎店(東京都調布市)洗濯乾燥機店舗ページでご確認ください

料金・コース内容は変更になる場合があります。最新の内容は各店舗ページ、または店頭の料金表でご確認ください。取り扱い店舗は今後追加される予定です。

お近くのマンマチャオで、ふとんの丸洗いを 全国538店舗・原則24時間365日営業(一部店舗を除く)
対応店舗を探す

5. よくある質問

防ダニ加工をすれば、ふとんのダニはいなくなりますか?

仕上げ剤はダニを死滅させるものではありません。メーカー表示のとおり「よせつけにくくする」ものです。ダニそのものへの対策は、洗って高温で乾かす工程が受け持ちます。愛知県衛生研究所によれば、ダニは60℃・1時間で死滅するとされています。

使っている仕上げ剤は殺虫剤ですか?

殺虫剤ではありません。メーカー(UYEKI/販売元TOSEI)の表示では、ダニを「よせつけにくい効果」を持たせる仕上げ剤です。成分は「脂肪族系カルボン酸エステル、抗菌剤」です。

効果はどのくらい続きますか?

シーツやふとんのように洗うものは、お洗濯2〜3回程度が目安です(使用量・洗濯物・条件により異なります)。次に洗うときに、また仕上げるという使い方になります。

スタッフがいない時間でも使えますか?

ご利用いただけます。仕上げ剤の投入は機械が行うため、コースを選ぶだけで完結します。

どの店舗でもこのコースがありますか?

いいえ。一部の店舗のみの取り扱いです。本記事の「料金と対応店舗」の表をご確認ください。取り扱い店舗は今後追加される予定です。

M
監修:マンマチャオ(株式会社エムアイエス)全国538店舗のコインランドリー「マンマチャオ」を運営。13年以上にわたる店舗運営データと、第三者機関と連携した洗濯・乾燥の検証をもとに、家庭での洗濯に役立つ情報を発信しています。

本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。仕上がり・持続は布団の種類・機種・運転条件・使用量により異なります。記載の温度・時間・湿度・持続回数はいずれも各出典が示す所定の条件下での記述であり、すべての布団・すべての環境での結果を保証するものではありません。仕上げ剤に関する記述は、当社が使用している市販製品のメーカー表示を事実として紹介したものであり、当社が独自の効能を保証するものではありません。本記事は医薬品的な効能効果を標ぼうするものではなく、衛生・快適さの観点からの情報提供です。料金・取り扱い店舗は2026年9月時点のもので、変更となる場合があります。